転職活動をする際の注意点

介護の仕事に転職する場合、「人材不足だから通りやすい」と油断をしてしまうのはNGです。

介護業界は売り手市場が続き、猫の手も借りたい状態であることで知られていますが、いくら人材不足の施設といっても採用してすぐに離職されては困ります。そのため、転職理由について厳しい目が入ることは避けられず、面接で離職理由を聞かれるのは、ほぼ鉄則といっても過言ではありません。

介護職から介護職へ転職する人は、ネガティブな理由で離職することが多いかもしれません。
よくある転職理由は「職場の人間関係に問題があった」や「施設の理念や運営方法に不満を感じた」というものです。

しかし、こうしたネガティブな理由をそのまま面接で伝えることは避けたいところ。もしネガティブな理由をそのまま伝えてしまえば、面接官は「またすぐに離職するのでは」と不安を感じてしまいます。
前職での大変な経験を隠す必要はありませんが、それを良い経験として捉え、新たな施設で活かすという姿勢を見せることが重要です。

そして履歴書はマニュアルに沿って、できれば手書きで丁寧に記入し、職務経歴書も書きましょう。
職務経歴書で前職の経験をわかりやすく伝えることは大事ですが、ただ列挙するのではなく、短すぎず長すぎずを意識してまとめて書くようにしましょう。このとき業務内容や実績など項目分けして箇条書きにすると見やすくなります。そして、1文は数行以内に収めるようにしましょう。

また、このときあやふやな表現では内容が伝わりにくいので、明確にイメージできるよう数字なども入れて具体的な内容を心がけることが大事です。具体的なエピソードを経歴に含めると説得力が増し、面接官の印象に強く残ります。

良好な条件の介護現場から内定をもらうには、信用できる人物であることをアピールすることが必要です。介護現場では人と人の繋がりが重要な要素になってくるため、人として信頼できる雰囲気を持っていることが第一に重視されます。
そのためにも、身だしなみを整えることはもちろん、無理に大きく見せようとせずに面接時にはまっすぐ素直な気持ちで受け答えをすることが大切です。
《推奨参考サイト:介護職への転職までの道のり